逆張記譚

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【Splatoon2】効率からみるギアパワー考察④(スペ増・スペ減)

  

続き書いていきます。
数値や表はいつも通りwikiから引用。

検証/ギアパワー - Splatoon2 - スプラトゥーン2 攻略&検証 Wiki*

スペ増

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まず、スペ増は意外とシビアなギアである(と個人的に思っている)ことを記しておく。

効果量は3積みで2.8%、6積みで5.8%、20積みで16.9%。この段階では、まあほんのちょっと効率が悪い程度かなという印象だが、これをスペシャルが吐ける回数に変換してみよう。1試合に6回吐けるとすると、20積みで1.169を掛けておおよそ7回。すなわち20積みでも1回程度しか変わらないのである。

さらに、この表ではわかりやすく必要塗りポイントが表記されているが、これは塗りポイントなので、例えばエリアを取られている時の自然増加量にはスペ増は乗らない。これがナーフによって必要スペシャル量が増加した武器が、それを補うようにスペ増を積んでも感覚がずれる理由である。

話を戻して、スペシャルを吐く回数があまり変わらないならなんのために積むのかということであるが、これはスペシャルを貯める速度を早めるためと、必要塗りポイントの絶対値を下げるためである。

まず前者から。一番わかりやすい例は初動スペシャルである。無積みで貯めるまでに10秒かかるとすると、スペ増20では8.55秒と1.45秒も短縮される。ハイプレなどを想定するとこの時間の差で相手のアーマーより早く吐くことができるようになったりと有用である。
また、塗り武器におけるスペ増は、スペシャルの回転率を上げるために積むと思っている人がいると思うが半分正解で半分不正解である。上述のように回数で言うと高々1回しか差が出ない。では何のために積むのか。それは、塗り合いなどの場面で相手より早くスペシャルを吐くためである。均衡時に相手より1秒早くアーマーを吐ければ、味方はその1秒の有利に乗じてラインを上げてキルを狙ったり、相手はアーマー吐かれたと思ってラインを下げたりする。すなわち、スペシャルを貯める速度を早めることは、塗り合いでは引き分けでも試合展開で有利にするために有用である。

上の議論は机上論であり、実際の戦闘でその通りになる保証はなので、あくまでこういう考え方もあるよ程度の認識でお願いしたい。

話を戻そう。スペ増を積む第二の理由は必要塗りポイントの絶対値を下げるためである。これはH3Dなどスペシャル量の多い武器によく当てはまる。スペ増のギアは割合で乗るため、10%の効果量があるとすると、例えば180Pの武器は18P分塗り必要量が減るが、220Pの武器なら22P分も軽減される。従って、スペシャル量の大きい武器ほど効果量の絶対量も増えるため、効率が良い。

これは、スペシャルゲージの自然増加のないナワバリバトルなどで影響が大きく、自陣塗りの面積は有限なので、打開のためのスペシャルを4人貯めようとすると塗る場所がなくなってしまうなどといったことが減るかもしれない。

長々と書いたが、スペシャルを吐く回数を増やすためのスペ増は再考の余地がある、ということを言いたかった。
また、上記の議論はスペシャルを吐くタイミングや立ち回りにも直結する内容のため、参考になる点があれば幸い。

 

スペ減

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効果量は3積みでゲージの8.9%、6積みで14.6%。(0積みの減少量50%を基準にすると、効率は17.8%、29.2%とも言える)

こう見るとスペ減3積みが強い!と言われる理由がわかるだろう。

それでも思考停止で積むギアかと言われるとそうではない。マルミサ武器などゲージが一瞬で消えるスペシャルの武器で考えると、デスした時の溜まっているゲージの期待値は50%である。そうすると、スペ減3積みのの効果量は半分の4.5%。スペ増3積みの2.8%と比べるとそれでも多いが、アーマー武器などはスペシャル中にデスするとゲージが0になったり、アーマーがついたら前に出るためゲージ0でデスしやすいなどと効果量の期待値は落ちる。

他にもリッターなどポイントが低いためスペ減の効果量の絶対値が少ない武器や、フルチャ4回でゲージが溜まるためスペ減がなくとも打開時にスペシャルが早く溜まる武器などはスペ減を積む理由が薄いと言える。

まあそれでも単純に効果量がバカ多いので、不意のデスをした時のリスク軽減ができ強いことには変わりはない。

 

続く...

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